昼白色と昼光色の違いは? 売り場で迷ったときの選び方

昼白色と昼光色の違いは? 売り場で迷ったときの選び方

LED電球や蛍光灯を買いに行くと、箱に「昼白色」「昼光色」と書いてあります。字面がほとんど同じで、どっちを買えばいいのか手が止まる方は多いと思います。

先に答えを書きます。

  • 昼光色は青みがかった白、昼白色はくせのない自然な白です
  • LED電球なら、同じ「60形相当」の明るさは同じです。昼光色のほうが明るいわけではありません
  • ただし、色が違うと体の反応も少し変わります。色温度が高い光(昼光色)ほど、目が覚めやすいという研究結果があります

この記事の内容

  1. 昼光色は「昼の光」、昼白色は「自然な白」
  2. 同じ部屋でも、これくらい色が変わります
  3. 「昼光色のほうが明るい」は本当か
  4. 目は光の色に慣れる
  5. 色温度が違うと、体の反応も変わる
  6. どっちを選ぶか
  7. 売り場で迷ったら、ここを見る
  8. もう少し詳しく知りたい方へ

昼光色は「昼の光」、昼白色は「自然な白」

2つの色は、日本の規格(JIS)で色温度の範囲が決まっています。色温度は光の色を表す数字で、数字が大きいほど青く、小さいほど赤く(オレンジに)なります。

光の色は色温度(K)で分かれている。昼白色は4,600〜5,500K、昼光色は5,700〜7,100K

名前 色温度 見え方 箱の記号
昼光色 5,700〜7,100K 青みがかった白 D
昼白色 4,600〜5,500K くせのない自然な白 N
電球色 2,600〜3,250K オレンジがかった温かい色 L

国産初の蛍光灯は、昼光色でした。1940年、法隆寺金堂の壁画を模写する作業で、東芝の試作品136本が使われています。熱を出さずに明るく照らせる照明が求められていたためです。


同じ部屋でも、これくらい色が変わります

同じ部屋を、昼白色と昼光色の光で照らしたときの見え方です。

同じ部屋を昼白色(左)と昼光色(右)で照らしたときの見え方。明るさはそろえている

この画像は、同じ部屋の写真1枚をもとに、色温度の数値(昼白色5,000K/昼光色6,700K)から計算して色を変えたシミュレーションです。明るさはそろえています。

昼白色は壁の白がそのまま白く見え、昼光色は壁も家具も少し青みを帯びます。


「昼光色のほうが明るい」は本当か

よく「昼光色がいちばん明るい」と書かれていますが、明るさは色の名前では決まりません。明るさを決めるのは、箱に書いてある「lm(ルーメン)」という数字です。

LED電球は、「60形相当」と表示するなら810 lm以上出すことが業界の決まりになっています。この明るさの基準は、色に関係なく1つです。たとえばパナソニックの60形のLED電球は、昼光色・昼白色・電球色すべて810 lmでした。

蛍光灯は少し事情が違います。パナソニックの丸形スリム管(34形)では、昼光色が2,700 lm、昼白色が2,880 lmでした(パナソニックの呼び名はクール色・ナチュラル色)。昼光色のほうが約6%少ないくらいです。

明るさで迷ったら、色の名前ではなく箱のlmを比べてください。 同じlmなら、どちらを選んでも明るさは同じです。

箱で見るところは2つ。色の名前は違い、明るさ(lm)は同じ


目は光の色に慣れる

人の目は、照明の色に合わせて、白いものが白く見えるように自動で調整します。パナソニックの技術資料には、「光源の光色に十分順応した場合、光源の光色(色温度・相関色温度)の違いによって明るさ感はほとんど変わらない」とあります。

一方で、2つの光を並べて同時に比べると、目はどちらの色にも慣れることができず、色の違いが目立ちます。場合によっては、明るさも違って感じられることがあります。売り場で並べて見た印象と、家でひとつだけ点けたときの見え方は違うということです。

売り場で並んで点いている電球色・昼白色・昼光色のLED電球。並べると色の違いが目立つ(イメージ・AIで作成)


色温度が違うと、体の反応も変わる

違うのは見た目だけではありません。光の色温度は、目が覚めるかどうかにも関わっています。

  • 光を浴びると眠気が減ります。複数の研究をまとめた分析では、色温度の高い光ほど、その効果が大きいという結果が出ています(Mu ら 2022)
  • 健康な若い男性16人が、夜に6,500Kの光(40ルクス)を2時間浴びた実験では、2,500K・3,000Kの光よりも、注意を保ち続ける作業で反応が速くなりました。眠気を促すホルモンの分泌も、より強く抑えられています(Chellappa ら 2011)
  • 日本照明工業会も、色温度が高いほど夜の眠気を促すホルモンを抑える働きが強く、LEDかどうかにはほとんどよらない、としています

昼間に作業する場所には色温度の高い光、夜にくつろいで眠りにつく前の部屋には色温度の低い光、という使い分けは、こうした研究の向きと合っています。


どっちを選ぶか

選ぶ色 こんな場所・使い方に
昼光色 昼間に作業や勉強をする部屋、細かい文字を読む場所
昼白色 迷ったとき。キッチンや洗面所など、ものの色を自然に見たい場所
電球色 夜にくつろぐ部屋、寝室

どちらを選んでも明るさは同じなので、部屋で何をするかで選んでいいです。


売り場で迷ったら、ここを見る

  1. 色は、名前か色温度(K)で選ぶ。 昼光色は5,700〜7,100K、昼白色は4,600〜5,500Kです。「白色」「温白色」は、昼白色と電球色のあいだの色です。ネットの商品写真の色は、撮ったカメラの設定で変わるので当てにしないでください。
  2. 明るさは、箱のlmで比べる。 同じlmなら、色が違っても明るさは同じです。
  3. 1つの部屋は、同じ色にそろえる。 並べると、目がどちらの色にも慣れられず、違いが目立ちます。


もう少し詳しく知りたい方へ

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出典


執筆:ALLIGHT.編集部

本記事は、陽光LED照明「明王 Myo-Ou」を取り扱うALLIGHT.が作成しています。

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