LED照明がまぶしい・目が疲れるのはなぜ?
夕方になると目の奥が重い。リビングの照明をつけた瞬間なぜか眉間に力が入る。
その原因は、部屋が明るすぎることでも暗すぎることでもないかもしれません。照明の「明るさ」ではなく「光の質」の話です。
この記事では、一般的な白色LEDに起きているブルーライトスパイクという現象と、照明を選ぶときに見るべき3つの指標(演色性Ra・色温度・スペクトルの形)を解説します。
ふとパソコン画面から目を離した瞬間、こめかみの奥が重い。
デスクワークの宿命だと諦めている自分もいる。肩こりや眼精疲労のせいだろうと、湿布を貼ってみたりもした。去年の健康診断では何も異常がなかった。
オフィスにいられなくて、少し暗がりに行くとホッとすることがある。
家に帰ってもそうだ。リビングの照明をつけた瞬間、「うっ」と眉間に力が入る。明るいはずの部屋なのになんだか居心地が悪い。
天気の悪い日は頭痛がするとよく言うけれど、自分の場合、カンカン照りの晴れた日の方が辛い気がする。白い壁に反射する光が、まぶしくて目が開けにくい。
もし、こんな感覚に覚えがあるなら。
一度毎日浴びている光の「中身」を見てみてもいいかもしれません。

一般的な白色LEDは、青い光がベースになっている
私たちは照明を選ぶとき「明るさ」や「省エネ」を気にします。「部屋が暗いと目が悪くなる」という昔からの教えもあってLED照明に変えるときも、明るい「昼光色」を選びがちです。白くて、パッと明るい光。
けれど、その白さがどう作られているかはあまり知られていません。
一般的な白色LEDは、青色LEDに黄色い蛍光体を被せて、白く見せています。
つまり「白い光」といっても、太陽のように全部の色が均等に混ざっているわけではありません。青色の光を土台にして、そこに黄色を足すことで人間の目に白と認識させている。そういう作り方です。
ブルーライトスパイクとは|特定の波長だけが突出している状態
その光の成分をグラフにすると、はっきりわかることがあります。
青色の波長(およそ460nm付近)だけが、突出して強い。
これを「ブルーライトスパイク」と呼びます。太陽光のようななだらかな分布ではなく、一箇所だけが鋭く尖った形になる。
太陽光は、紫から赤まで、すべての波長がなめらかに繋がっています。この途切れのない分布を「連続スペクトル」といいます。一般的なLEDの光は、これとは違う形をしている、ということです。
なお、短波長が優勢な光が生理機能に影響しうるという指摘は、学術的にも出はじめています。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究グループは、LEDに長波長が欠けており短波長が優勢であることが、代謝や老化を調節するミトコンドリア呼吸に影響しうると報告しています。
出典:ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン Barrett & Jeffery ほか「LED照明は、日光のような広い波長で補わない限り人の視覚性能を損なう」Scientific Reports(2026年)
ここで大事なのは、「LEDが悪い」という話ではないことです。同じ明るさ・同じ白さに見える光でも、中身の波長構成はまったく違う照明を選ぶときに、そこはほとんど見られていない、という話です。
照明は長いあいだ「明るさ」で選ばれてきた
照明のパッケージに大きく書いてあるのは、たいてい次の3つです。
- 何畳用か
- 何ルーメン(明るさ)か
- 昼光色か、電球色か
どれも大事な情報ですが、これらは全部「どれくらい明るいか」「どんな色みか」の話であって、「その光がどんな波長でできているか」は書かれていません。
同じ「6畳用・昼光色」でも、スペクトルの形が違う製品どうしが、同じ棚に並んでいる。ここが盲点です。
光の質を見る3つの指標
照明を「光の質」で選びたいとき、見るべき数字は3つあります。

この3つ目が、ほとんど比較されていない項目です。演色性と色温度はカタログに載っていることが多いのに対し、スペクトルの形は図を公開しているメーカー自体が限られます。
逆に言えば、分光分布図を出しているかどうかが、その製品が光の質をどこまで設計しているかの目安になります。
陽光LED照明「明王 Myo-Ou」の設計
陽光LED照明 明王(Myo-ou)が目指したのは、ただ明るくすることではなく、太陽光の波長バランスを再現することです。

一般的なLEDのスペクトルと比べると形が根本から違います。紫から赤まで、すべての色がなめらかに繋がった連続スペクトル。特定の波長だけが突出している箇所がありません。
演色性はRa97。太陽光を100としたときかなり近い水準です。
シーリングモデルは1600K–5700Kの可変で、時刻に応じて1日43回、自動で色合いが変化します。朝は青みのある白、夕方はやさしいオレンジ、夜は深い暖色へ。
光の下では、こういう見え方の違いが出ます。
- 文字の輪郭がはっきり出るのに、ギラつきが少ない
- 食材の色や、鏡に映る肌の色が、自然に見える
- 白い壁や紙の白さが、青白く転ばない
いずれも「色がどう見えるか」の話です。派手な変化ではありませんが、毎日その光の下で過ごす場所ほど、差が出やすい部分でもあります。
開発と採用の背景
販売元のグリーンユーティリティーは、名古屋大学の産学共同研究会から生まれた会社です。東北大学・東京大学を含む7つの国立大学工学部の教授が理事を務める技術アカデミアの支援のもとで開発され、東京メトロ、名古屋市交通局、名古屋大学に採用されています。
2025年には、大阪・関西万博「ヘルスケアパビリオン」の展示に選出されました。
光は「道具」から「環境」へ
照明を変える。たったそれだけで何かが変わるなんてと思われるかもしれません。
けれど、私たちは情報の8割を目から得ていると言われます。そして、起きている時間のほとんどを、人工的な光の下で過ごしています。
水を選ぶように。空気を気にするように。
毎日浴びる光の「中身」を一度見てみる。照明を明るさを確保するための道具ではなく、長い時間を過ごす環境として選び直してみる。
それは、そんなに大げさな話ではないのかもしれません。
◼︎ALLIGHT.(オールライト)について
当ストアは、株式会社グリーンユーティリティーの陽光LED照明
「明王 Myo-Ou」シリーズを取り扱うオンラインストアです。
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